gateballers

gateballersのベースの本村君が次のワンマンで脱退すると知って、バンドってものの想像を超えた複雑さを思い知る。

ワンマンは自分の引越しのすぐ後の日程らしいので速攻で予約のメールをした。

1stアルバムの『Lemon songs』(2018)は去年初めて聴いたんだけど本当に普遍性をもって突き刺してくる音楽で今でもずっと聴いてる。

今までの人生で愛してやまないアルバムを10枚選ぶなら絶対に入れる。

なんならこのアルバムをまだ消化し切れていなくて(?)、gateballersの他のアルバムはまだちゃんと聴き通せていないくらい。

 

おれは音楽に全然詳しくないし、未知の音楽に対して上手く心を開けないからかなり偏食気味で、それがけっこうコンプレックスなんだけど1つわかっているのはトンネルから抜け出していくような音楽が特別に好きだということ。あとはサウンドスケープ?景色?とにかくここじゃないどこかに連れて行ってくれるような音楽が無いとかなり生きていくのがハードになるであろうこと。

ヒューッとこぼしてしまうようなかっこいいサウンドの音楽も包み込まれちゃうような音像をもった音楽(詩性や叙情性よりも音の物質性みたいなものが特に際立つ音楽?)ももちろん好きなんだけど、gateballersはそれらの同心円にある感じがした。

 

ロックってパッケージされてるものを聴いて、ただのフォーマットのように感じることが増えて、勝手にロックと呼ばれるものに対して懐疑的になっていたけど、

彼らの音楽を聴いて音楽の懐の深さというかロックの豊かさというか、それらに対して心が少し開かれたように思う。大好き。

 

解散するバンドみたいな書き方をしてしまった。

ライブ行けるといい。