2021.4.11

今日は夕方まで寝ていた。(大反省)

そういう寝起きを迎える時は大抵最悪の気分だ。喉がガサガサするし頭は痛いし身体は重い。そして1日を無駄にしてしまったことがとても後ろめたくなる。

でも今日はちょっと違ったのだった。もちろんスーパー後ろめたかったけど。

けっこうはっきりした夢を見ていた。内容は忘れたりいびつだったりで書くのが難しいけど。

(懐かしいようで見たこともない街に引っ越した友人の家を訪ねた。特別仲良しってわけでもない女友達と2人で。

彼は新居で犬を飼い始めたみたいだった。いつのまにかその彼は別の友達にすり替わっていたけどそれは自然なことだった。新居の外観はデザイナーズマンションみたいな雰囲気。部屋はなんとなく海外のホテルみたいな、あるいはスターウォーズの宇宙船のような印象の部屋。

謎のチューブからでんぷんのりみたいなやつをお湯に出して食べていた。)

で、思ったのだ。12時間の睡眠で2日分くらい生きたような心地だった。

起きて生活している時よりも沢山のことを見た気がするし、意味があった気がする。

「昨日」は実際にもうない。写真は残ってるし、友人も覚えてるだろうし、思い出すことができるから確かにあったことなんだろう。

でも、彼らと会うことも話すこともできない世界になって、写真も全て消えてしまえば少しずつ、それは無かったことにすらなりえる。

経験も夢もいつか同じになるんだと、確証はないけど初めてリアルに思った。

どっちが本当で嘘だとか言えない。

細胞は入れ替わって身体は毎日別人になっていくし、傷は大抵治って痕も残らないのに、いつまでも変わらず執念深く思い出されることがあったり、僕たちは変な生き物だ。

今日も100年生きるような夢をみたい。(明日はちゃんと朝起きる。)